裏千家茶道の点茶盤は、後炭手前もできる立礼ですが、準備や流れが不安になることはありませんか?

点茶盤の後炭手前の準備や流れを復習したい。

ポイントを確認して、準備や流れも確認しよう!
点茶盤は、濃茶や薄茶の点前、炭手前もできる立礼のため、多くの場で利用されています。
他の立礼の点前も合わせて復習したい場合は、教則がおすすめです。
>>>Amazonで「裏千家茶道点前教則8 立礼」を見てみる
今回は、立礼の点茶盤で後炭手前をする際の準備や流れを解説していきます。
- 点茶盤の後炭手前の準備
- 点茶盤の後炭手前の流れ
備忘録ではありますが、点茶盤の後炭手前の参考にしてください。
目次
【立礼】点茶盤の後炭手前|準備

立礼の点茶盤で後炭手前は、下のようなものが必要です。
最初に中棚から後炭を組んだ炭斗を出すため、円椅を少し点茶盤から離しておくとスムーズに進められます。

手前を始める前に、自分に合った場所を確認しておくと安心です。
必要な道具は、読み方も合わせてまとめました。
【必要なもの】
- 点茶盤(てんちゃばん)
- 喫架(きっか)
- 亭主(ていしゅ)の円椅(えんい)
- 半東(はんとう)の円椅(えんい)
- 風炉釜(ふろがま)
- 水指(みずさし)
- 差通し(さしとおし)の柄杓(ひしゃく)
- 火箸(ひばし)
- 杓立(しゃくたて)
- 建水(けんすい)・蓋置(ふたおき)
- 水次(みずつぎ)※腰黒やかん
- 中棚に後炭を組んだ炭斗(すみとり)
点茶盤でよく行われる薄茶点前については、下の記事で詳しく解説しています。
立礼の点茶盤でできる点前の復習をしておくと、それぞれの違いがわかり、お稽古の理解に役立ちます。
茶会や茶事のように流れを踏まえてお稽古するのもおすすめです。
【立礼】点茶盤の後炭手前|道具の置き合わせ

全体の流れは、畳の上での後炭点前とあまり変わりません。
立礼なので、円椅の扱いを事前に確認しておくと安心です。
- 1踏込畳で一礼
茶道口に入り、踏込畳で一礼。
- 2中棚の炭斗を水指前に置く
点茶盤の前まで進み、客付きから入って円椅に座る。
中棚の炭斗を取り、水指の前に置く。
- 3円椅の位置を直す
一度立ち、円椅の後ろに立つ。
円椅の脚を持ち、風炉の前に置きなおす。
あらためて円椅に座る。
夫 ブルー円椅の脚?上の座るところじゃダメなの?
妻 シロ円椅の座る部分を持つと脚が外れてしまうからだよ。
- 4(風炉に仕付かんがある場合)
右手で客付き、左手で勝手付きの順におろす。
- 5道具を置き合わせていく
羽箒は、炭斗の前に斜めに置く。
香合は、左掌で扱ってから右手で風炉の左手前に置く。
帛紗をさばいて、釜の蓋を閉める。
帛紗は、腰につける。
手前をする前に、風炉に仕付かんがあるかどうかを確認しておくと安心です。
さらに、仕付かんが上にあがっているかもチェックしておきましょう。
【立礼】点茶盤の後炭手前|香をたく

釜は、組釜敷の上におきます。
組釜敷は、右から左への打ち返しがあります。
- 1鐶(かん)と組釜敷を出す
右手で炭斗の鐶(かん)を取り、左右に割って釜にかける。
鐶を釜にあずけ、右手で組釜敷を取る。
右から左へ打ち返す。
左手で勝手付きに置く。
- 2釜をおろす
鐶を持ち、釜を組釜敷の上におろす。
釜は、少し下座に引いて鐶をはずす。
鐶は、釜の左横に置く。
- 3初掃きをする
羽箒を取り、初掃きをする。
初掃きは、左→右→手前→風炉の手前のくぼみの順でする。
羽箒を元の位置に戻す。
- 4火箸で風炉中の火をととのえる
右手で杓立から火箸をぬく。
建水の左側を通り、体の正面で扱う。
右手で火箸を持ち直して風炉中の火をととのえる。
- 5炭をつぐ
輪胴をつぎ、丸ぎっちょ、割ぎっちょ、枝炭と割ぎっちょとつぐ。
最後に点炭をつぐ。
- 6後掃きをする
火箸を持ち直し、炭斗に入れる。
羽箒を取り、後掃きをする。
- 7香をたく
香合を左掌にのせ、蓋をあける。
右手で火箸を取り、左手で扱い、香を二枚たく。
火箸を扱って炭斗に戻す。
香合の蓋を閉め、炭斗内の香合台へ戻す。
炭のつぎ方は、普段と同じです。
香は、香合の中に入っているものを二枚つかいます。
【立礼】点茶盤の後炭手前|釜に水をつぐ

手前の途中で、風炉中拝見があります。
客の動きも覚えておくとスムーズです。
- 1羽箒で火箸を掃く
右手で火箸を取り、左手にわたす。
右手で羽箒を持ち、炭斗の上で火箸を二度、打ち返して一度掃く。
羽箒を炭斗に戻す。
- 2火箸を杓立に戻す
火箸を右手に持ち替える。
建水の左側を通り、杓立に戻す。
- 3釜を初めにおろした位置まで戻す
左手で鐶の両横を持ち、釜にかける。
釜を初めにおろした位置まで引き寄せる。
鐶をはずし、左手で釜の左横に置く。
- 4風炉中の拝見
正客からの風炉中拝見の挨拶を受ける。
水屋にさがる。
- 5水次を持ち出す
客の風炉中拝見が終わり次第、水次を持ち出す。
客付きから円椅に座る。
水次は、釜の左側に置く。
- 6釜に水をつぐ
茶巾を釜の蓋に載せる。
右手で水次にかけてきた蓋置を取り、左掌で扱い、右手で釜正面に置く。
茶巾で釜の蓋を開ける。
茶巾を水次の口にあてて、釜に水をつぐ。
水次を元の位置に置き、茶巾で釜の蓋を閉める。
茶巾を釜の蓋にあずける。
- 7釜の蓋を清める
蓋置を取り、水次に戻す。
右手で茶巾を取り、釜の蓋を清める。
茶巾は、水次の蓋の上に戻す。
両手で水次を持ち、水屋へさがる。
水次は、腰黒やかんを使います。
準備する際は、竹の蓋置や茶巾があるかも確認しておきましょう。
【立礼】点茶盤の後炭手前|最後の礼

組釜敷は、左から右へ打ち返します。
最初は、右から左だったので、元に戻すと考えると覚えやすいです。
- 1釜を風炉へ戻す
水屋に水次を置き、点茶盤へ戻る。
客付きから円椅に座る。
鐶を釜にかけ、風炉に戻す。
鐶を釜にあずけたまま、左手で組釜敷を取る。
組釜敷は、左から右へ打ち返し、右手で炭斗に戻す。
- 2鐶を釜から外す
鐶を釜から外し、炭斗に戻す。
素手で釜の蓋を切る。
(釜に仕付け鐶がある場合は、右手で客付き、左手で勝手付きの鐶をあげる。)
- 3水屋へさがる
円椅から立ち、後ろにまわる。
円椅を元の位置に戻す。
もう一度円椅に座る。
両手で炭斗を持ち、客付きに向いて水屋へさがる。
- 4茶道口で一礼
あらためて席へ入り、茶道口で一礼。
水屋へさがる。
円椅は、水屋へさがる前に元の位置へ戻します。
円椅を戻す際は、脚を持って動かしてください。
【立礼】点茶盤の後炭手前のまとめ

- 手前を始める前に円椅の場所を確認しておく
- 円椅を動かすときは、脚を持つ
- 中棚に後炭を組んだ炭斗を用意しておく
- 水次は、腰黒やかんを使う
- 組釜敷の打ち返しを忘れない
- 使い終わった火箸は羽箒で掃く
書籍できちんと復習したい方は、教則がおすすめです。


コメント