小習が終わると四ヶ伝の稽古に入ります。
唐物などもそうですが覚えることが多くて困ることはありませんか。

しかでん?とうふう?

からものって読むんだよ♪
点前自体は、身体が覚えているのか自然と動くことがあります。
しかし、点前の準備やポイントを知っていなければ頭が真っ白になってしまうことも少なくありません。
そこで今回は、四ヶ伝の唐物(風炉)の準備や点前のポイントについてまとめました。
【四ヶ伝】唐物(風炉)の準備
四ヶ伝の1つである唐物(風炉)で準備するものは主に6つあります。
【準備するもの】
- 曲水指
- 唐物茶入
- 楽茶碗
- 茶杓(元節)
- 唐金建水
- 柄杓
稽古場の状況にもよりますが、曲水指は事前に濡らしておきます。
私が通ってた稽古場では、濡れたタオルを曲水指に巻いていました。
タオルは点前の直前で外して水指を使っていましたよ。
そのため、使った後は特にしっかりと乾かす必要があります。
また、唐物という点前の名前の通り、今回のメインは唐物の扱いになります。
唐物の清め方や置き方などの稽古をします。
お茶は濃茶になるので、楽茶碗を使うことになります。
濃茶ということは、途中で問答があります。事前に濃茶の銘を調べておくと安心ですね。
茶杓は、節が下端にある元節を使います。
象牙ではないので注意しましょう!
象牙の茶杓を使うのは、台天目と盆点の点前になります。
次に建水ですが、濃茶の場合はほとんど唐金になります。
唐物も同じように唐金建水を使います。
【四ヶ伝】唐物(風炉)の点前のポイントまとめ!
四ヶ伝の唐物(風炉)の点前のポイントはいくつもあります。
今回は中でも重要なものを下にまとめました。
【ポイント】
- 唐物を清めるとき帛紗は「真」
- 唐物を拝見に出すとき帛紗は「行」
- 拝見に道具を出すときは茶杓の上に仕覆の紐をかける
- 唐物を拝見に出すときは鐶付
- お菓子は3種
- 膝行と膝退がある
- 茶筅はきれいなときは建水の肩
- お茶はすくいだしのみ
唐物の扱い方を稽古しているので、帛紗のさばき方を覚えるのが大変かもしれません。
清めるときは「真」で拝見のときは「行」と覚えておくと少しは迷わないかと思います。
点前の中で膝行と膝退があるので、稽古中に自分の座る位置や道具の置き場所を考えながらするのがおすすめです♪
【四ヶ伝】唐物(風炉)の準備や点前のまとめ
- 四ヶ伝の1つである唐物(風炉)で準備するものは主に6つ
- 曲水指は事前に濡らしておく
- 楽茶碗を使う
- 事前に濃茶の銘を調べておくと安心
- 茶杓は、節が下端にある元節を使う
- 清めるときは「真」で拝見のときは「行」
- 膝行と膝退がある
四ヶ伝の唐物(風炉)は、ポイントをおさえて点前を進めていきましょう♪
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